【30代主婦】人間ドックどうしてる?健康診断の費用、どこで受けるか。

ヘルスケア
Pocket

スポンサーリンク

健康診断とは?受診は必須なの?

こんにちは、在宅ワーカー主婦のgyaoです。

人間ドックを受けてきました。

私は30代前半パート主婦ですが、毎年欠かさず受けるようにしています。(理由は後述)

フルタイムで働いていた時は会社から案内が来て、何も考えずに年に1回健康診断を受けていました。

いまはフルタイムではないので、健康診断の案内がきません。

主婦の方には「もう何年も健康診断を受けてない」という方もおられるのではないでしょうか。

ところで健康診断の案内が来る人と来ない人の違いは何なのでしょうか?

正社員には、労働安全衛生法により年1回の定期健康診断を実施することが会社に義務付けられています。

法律によって期間まで定められているんですね。

それではパートタイムや短時間労働の人はどうなのでしょうか?

パートタイム労働者のうち、正社員と同じく健康診断の実施義務があるのは下記の方のみ。

・週の勤務時間が正社員の3/4以上 (無期契約、または契約期間1年以上の有期契約)

坑内や深夜業など特定の業務については別途規定がありますが、一般健康診断については上記の条件です。

そして

・週の勤務時間が正社員の1/2以上 3/4未満 (無期契約、または契約期間1年以上の有期契約)

の方については「健康診断の実施が望ましい」とされています。

法令による規定はないので、会社の判断ということですね。

現在この「望ましい」とされているグループへの健康診断の実施率は約7割だそうです。

ちなみに健康診断の費用や受診時の賃金は会社の負担が望ましいとされているようです。(労働安全衛生法の義務に基づく健康診断の場合)

「望ましい」ということは実態は違うこともあるのでしょうか。

引用: 厚生労働省



健康診断と人間ドックの違いは?

健康診断と人間ドックの違いって何でしょうか?

私のイメージは、人間ドックの方が詳しく調べてもらえるイメージ。

年齢が高くなると、健康診断ではなく人間ドックを受けている人が多い印象です。

実際はどうなのでしょうか?

まずは費用の違い。

健康診断より人間ドッグの方が一般的に高額です。

私が受けた病院では、健康診断が8,000円くらい、人間ドックが30,000円くらいからでした。

また、雇用形態によって負担金額は異なります。

まず「正社員」や「週の勤務時間が正社員の3/4以上(無期契約、または契約期間1年以上の有期契約)のパート労働者」については、

健康診断の費用は会社の負担とされています。

反面、人間ドッグは所属の健康保険組合によっては補助がある場合もありますが、

原則自己負担となっているようです。

次に「それ以外パート労働者」や「専業主婦」ですが、原則自己負担で健康診断や人間ドックを受けている方も多いようです。

ご主人の扶養に入っている方は、健康保険組合から補助が出る可能性もありますので確認が必要です。

続いては内容の違い。

まず、定期健康診断の項目は以下の通り。

1. 既往歴 および 業務歴

2. 自覚症状 および 他覚症状の有無

3. 身長、体重、腹囲、視力、聴力

4. 胸部エックス線検査 および 喀痰検査

5. 血圧

6. 貧血検査 (血色素量及び赤血球数)

7. 肝機能検査 (GOT、GPT、γ-GTP)

8. 血中脂質検査 (LDLコレステロール、HDLコレステロール、血清トリグリセライド)

9. 血糖検査

10. 尿検査(尿中の糖及び蛋白の有無の検査)

11. 心電図検査

(一部項目は医師の判断により省略可能)

出典: 厚生労働省サイト

対して私が受けた人間ドックでは下記項目が追加になります。

1. 眼底、眼圧検査

2. 詳細な尿検査 (健康診断は糖、蛋白のみ。人間ドックは潜血、ウロビリノーゲン、ケトン体、PH、ビリルビン、比重、沈渣も追加)

3. 便潜血

4. 詳細な血液検査 (健康診断は赤血球、ヘモグロビンのみ。人間ドックでは白血球、ヘマトクリット、血小板、MCV、MCH、MCHC、血液像、血清鉄、血液型も追加)

5. 詳細な肝機能検査 (健康診断ではAST(GOT)、ALT(GPT)のみ。人間ドックではγ-GTP、ALP、総蛋白、アルブミン、LDH、総ビリルビン、A/G比、HBs抗原も追加)

6. 詳細な脂質代謝検査 (健康診断ではHDLコレステロール、LDLコレステロール、中性脂肪のみ。人間ドッグでは総コレステロールも追加)

7. 詳細な糖代謝検査 (健康診断では空腹時血糖のみ。人間ドックではHbA1cも追加。)

8. 尿酸値

9. 詳細な腎機能検査 (健康診断はクレアチニン、e-GFRのみ。人間ドックはBUNも追加)

10. 膵機能(血清アミラーゼ)

11. 炎症反応 (RPR、RF、CRP)

12. 電解質 (ナトリウム、カリウム、クロール、カルシウム)

13. 詳細な呼吸器系検査 (健康診断は胸部X線検査のみ。人間ドックは肺機能検査も追加)

14. 消化器系検査 (腹部超音波検査、上部消化管X線検査または内視鏡検査)

1番シンプルなコースでも、14項目も健康診断より詳細な検査になります。

特に健康診断と人間ドックの違いとして特徴的なのが14番の消化器系の検査。

いわゆるバリウムや胃カメラというもので、こちらを受けたい方は人間ドックを選択するといいかもしれません。



30代主婦の私が人間ドックを受ける理由

さて、私が人間ドックを受ける理由ですが安心を買うためです。

それなりの金額がするので毎年の出費は痛いですが必ず受けます。

もともと毎年受診していましたが、

さらに「やっぱりちゃんと受けていて良かった!」と思ったのは30歳を超えてから人間ドックで引っかかってからです。

病院から携帯に電話があった時は、

手が震えました。

どこか痛いとか、不調を感じていなかったにも関わらずです。

幸い再検査して重大な病気ではなく経過観察中ですが、

大きな病気ひとつしたことのなかった自分だったのに、30歳を機に一気に病気が身近になった瞬間でした。

自覚症状が出てからの受診では遅いともかんじました。

過去のデータでは、専業主婦の健康診断受診率は約50%だそうです。

人間ドッグの費用は、今後1年間安心して過ごすための費用だと思っています。

特に私は女性なので、上記の人間ドックの通常項目に下記の検査を追加して受診しています。

1. 子宮頸がん検査

2. 乳がん検査

3. 腫瘍マーカー (CA125、CEA、AFP、CA19-9)

腫瘍マーカーのうちCA125は子宮内膜症、CEAは消化器がんや卵巣や乳房のがん、AFPは肝がん、CA19-9は膵がん、胆嚢・胆管がんなどの発見に役立ちます。

男性だとPSAという腫瘍マーカーにより前立腺がんの発見に役立ちます。

1回の血液検査でこれほどまでの病気のリスクを知ることができるのは非常に有益だと思います。

とはいえ、子育てで忙しくて受ける時間がない、仕事をしているのでなかなか時間がとれないという主婦の方も多いと思います。

最近は自宅で血液や尿を採取して郵送することで、がんや生活習慣病のリスクを診断してくれる健康診断も登場しています。

血液採取は専用の器具で指先から少量の血液をとるだけです。

エコーやレントゲンは病院にいかないと撮れないけれど、血液検査や尿検査は検体があればどこでも検査できますもんね。

なかなか病院に足が伸びない方はぜひ活用してください。



【自宅でできる人間ドック】

健康診断・人間ドッグ以外の検診制度も活用しよう

健康診断や人間ドックよりもハードルが低くヘルスチェックができる制度もあります。

まずは市町村のがん検診。

・子宮頸がん検診 20歳以上、2年に1回

・乳がん検診 40歳以上、2年に1回

・肺がん検診 40歳以上、1年に1回

・大腸がん検診 40歳以上、1年に1回

・胃がん検診 50歳以上、2年に1回

費用はお住まいの市町村により異なりますが、いずれも定額または無料です。

各自治体がん検診窓口(日本医師会HP)

いずれも各がんのリスクが高くなる年齢以上に受診が設定されています。

その年齢に達したら必ずがん検診を受けるようにしましょう。

また、40歳〜74歳の方では特定健康検診・特定保健指導を受けることができます。

これはメタボリック・シンドロームに該当する人や、予備軍の人を減らすためのものです。

いくら毎年健康診断を受けていても、不健康な食事や習慣を続けていると将来の病気のリスクは高くなります。

該当者は管理栄養士などの指導を受けられて、病気になる前の段階で病気に繋がるような習慣を改善するチャンスになります。

費用は正社員の方は各健康保険組合によって異なるようですが、無料(健保負担)や低額で実施しているところも多いようです。

国民健康保険に加入の方は、各自治体により費用は異なりますが、多くの自治体で無料で実施しているようです。

多くの制度が自分で病院を予約したり、自主的な行動が必要になっています。

そのため忙しくて後回しに‥。

という気持ちもよく理解できます。

でも私は1年後の健康のために、また老後に自分の味で立って自分の口から食べるために、

これからも毎年の人間ドックや検診を受ける予定です。

コメント

タイトルとURLをコピーしました