こんにちは、在宅ワーカー主婦のgyaoです。
このページを見ていただいている方は、「グルテンフリーに興味のある」方や「自分は小麦アレルギーかもしれない」と感じている方が多いと思います。
私はアレルギー検査で30代にして小麦アレルギー疑惑が発覚し、グルテンフリー生活を2週間続けました。
アレルギー検査を受けたときの記事↓
【健康】viewアレルギー39検査の方法。原因不明の体調不良の原因が判明?
今まで発疹やアナフィラキシーなどの大きなアレルギー反応は経験したことがないものの、頭痛が多くいつも疲れやすいと感じていました。
2週間のグルテンフリー生活によって体調がよくなれば、小麦が頭痛や疲れやすさの原因ということになります。
このページでは、2週間小麦を抜くとどうなったか、挫折に繋がったポイントなどをお話ししたいと思います。
アレルギーの程度や種類は個人によって異なると思うので、いち体験談としてご覧いただければと思います。
グルテンフリーの効果が出なかった理由
グルテンフリーの効果ですが、私は残念ながら実感することができませんでした。
効果が出なかった理由としては下記のことが考えられます。
そもそも小麦アレルギーではなかった?

私が受けたのはviewアレルギー39検査という検査です。
スクリーニング検査なので、陽性が出たからと言って必ずアレルギーなわけではありません。
たとえば食物アレルギーの確定診断には、病院の管理下でその食品をちょっとずつ食べて身体の反応をみる負荷試験が必要です。
私としては、「血液検査に反応が出たってことは何かしらあるのだろう‥」
と思っているのですが、実際にアレルギー検査で陽性でもアレルギー反応が出ない方はいるようです。
これについては将来、私が小麦を食べ続けて発疹やアナフィラキシー反応が出る可能性は0ではないのでなんとも言えませんが‥。
30数年後、小麦で劇的に体調を崩したことがないというのを根拠にして「自分はやっぱり小麦アレルギーではないのかも」と思い始めました。
完全な小麦除去はできなかった
2週間、小麦の入った食べ物を一切口にしなかったかというと実はそうではありませんでした。
その原因は調味料。

特に醤油には必ず小麦が入っています。
小麦を除去するには外食だと食べるものが結構限られるので(パン、麺、揚げ物系はNG)
ほぼ自炊をしていました。
おいしく自炊をするために、醤油抜きの味付けはどうしてもできなかった‥。
だし類にも小麦が入っているものがあり少し摂っていました。
小麦不使用の醤油というのも売っているのですが、2週間後に続けるかわからないのでとりあえず購入しませんでした。
一応、醤油に関しては小麦アレルゲンはないとも言われていますが‥
醤油の原材料に利用される小麦は、醸造過程で小麦アレルゲンが消失する。したがって原材料に小麦の表示があっても、基本的に醤油を除去する必要はない。
食物アレルギーの栄養食事指導の手引き2017/食物アレルギー研究会
原材料表示にバァーンと「小麦」と書いてあるものを使ってしまった罪悪感というか、どこか諦めというか‥
それを感じながら2週間を過ごしました。
女性特有の体調のリズムがある
人によるかもしれませんが、PMSなど生理前から生理中に体調が優れないというのは女性なら大なり小なりあると思います。

mohamed HassanによるPixabayからの画像
逆に月のうち体調がいい時期というのも存在します。
体調がその体のリズムに結構左右されるので、
「この体調不良は小麦が体から抜けてるから‥?それとも女性のリズムの問題‥?」
と因果関係がよく分からなくなってしまいました。
実際、2週間のグルテンフリー期間の中で結構頭痛を感じることが多かったのです。
それは「体から小麦が抜けている反応」とも「女性のリズムの問題」とも「頭痛は小麦とも女性のリズムとも関係ない理由で起こっている」とも考えられ混乱しました。
辛かったこと、挫折の理由
結果的に私はグルテンフリーを2週間でやめてしまいました。
挫折の理由としては下記のとおりです。
熱量がだんだん下がっていった
グルテンフリーを始める前は、自分が小麦アレルギーの可能性があることにショックを受け「早く小麦を抜かないと死ぬ‥」というような感覚だったように思います。
テレビなどでアレルギー発作の怖さを知る機会があったので、自分の身に危険が迫っている恐怖を感じたんですね。
ということでグルテンフリー生活の当初は「自分の身を守らなきゃ!」とやる気満々の状態でした。

David MarkによるPixabayからの画像
今考えると30年以上自由に小麦を食べてきたのに、アレルギー検査の結果を見て急に小麦を抜くというのは短絡的な行動にも思えますが‥(笑)
やる気満々の頃は「自分の体を守らなきゃ」>「小麦を食べられない辛さ」だったので鼻息荒くご飯を食べていたのですが‥。
人間というのは慣れるもので、毎日ご飯を食べているとパンを食べたくなりました。
今までの生活でご飯よりもパンのほうが食べている量が多いんじゃないかというくらいパン好きの人間なので、パン欲が出るのは早かったですね。
日に日に小麦が食べられないことが辛く感じてきました。
ご飯に飽きる

ご飯ってふつうの生活をしていたらすごく美味しいものですよね。
丼とか寿司とか、私も大好きなメニューです。
でも毎日ご飯しか食べられない、という制約がつくととたんにご飯に飽きてきてしまうのです‥。
特に1人で食べるランチには、うどんやパスタなど麺類を食べることも多く好きだったので、それが毎日丼系になっていくとしだいにレパートリーも尽きました。
小麦の入っていないフォーを食べたりしましたが、かえっていつも食べなれているうどんが食べたいという欲求が強くなった気がしました。
選べないストレスで精神が落ち込む

024-657-834によるPixabayからの画像
グルテンフリー期間中、ランチに外食をすることになりました。
自炊のご飯メニューを中心に食べていた私は、外食ができることにワクワクしながら向かったのですが‥。
結局、落ち込むことに。
まずたくさんあるお店の中から、選べるお店が限定されます。
うどん屋さん、サンドウィッチ系のカフェ、ラーメン屋さんはNGです。
結局ご飯メニューが中心の定食屋さんに入りましたが、そこでも関門が。
そのお店は揚げ物メニュー中身のおかずだったのでほとんどのメニューが選べなかったのです。
選べたのはたまたま期間限定メニューとしてあったすき焼き定食。
すき焼きは美味しかったのですが、お店もメニューもたくさんあるのに選べない、ということにものすごくストレスを感じました。
いつも自由に選べていたものが選べなくなる、というのが辛いということを初めて自覚しました‥。
グルテンフリーはお金がかかる

PublicDomainPicturesによるPixabayからの画像
最後に、グルテンフリーはお金がかかります。
市販の米粉100%パンは限られたお店にしかなく、ふつうのパンより割高です。
手間もかかるし材料費もかかるので当然ですよね。
またグルテンフリーパスタやグルテンフリーのお菓子なども買いましたが、どちらもやはり高いです。
特にグルテンフリーのお菓子は小さめに作られているものが多くて、「我慢している」感をより実感することになりました‥。
値段が高いと頻繁には買えないから我慢したりして、余計ストレスがたまってしまいました。
そして、グルテンフリーの食品は小麦の味を知っている人にとっては正直物足りないものも多いのです。
満足感と値段の兼ね合いで、どうしても今までの生活と比べてしまう自分がいました。
これからグルテンフリーを始める方へ
挫折してしまった私から、これからグルテンフリーを始める方へのメッセージがあるとすれば、
「グルテンフリーは辛いと自覚しておく」
ということだと思います。
私はナメてかかりました。
結果、落差が大きくて挫折しました。
私は今のところ重篤なアレルギー反応は出ていませんが、将来出るかもしれません。
でももう一度グルテンフリーを始めたら、初めてときよりも冷静でいられる気がします。
それはグルテンフリーが辛いことを自覚しているから。
グルテンフリー始めたての時は「グルテンフリー食品はたくさんある!」「食べられないものではなく、食べれるものを考えよう!」と無理やり前向きになろうとしていました。
米粉パンはあるけれど、小麦パンとは食感や値段が違います。グルテンフリーパスタもとうもろこしでできているので、普通のパスタとは食感も値段も違います。
日々結構落ち込むポイントがあるので、始めから知っておく少しでも冷静でいられると思います。
グルテンフリーを続けている方を私は本当に尊敬しますし、小麦アレルギーの人が生きやすいような外食店がもっと増えればいいなと思っています。
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