こんにちは、在宅ワーカー主婦のgyaoです。
いまや在宅勤務にはかかせないツールとなったWeb会議システムのZoom(ズーム)。
私はふだん勤務先でZoom担当をしているのですが、社内でよく寄せられる質問は「バーチャル背景が使えないんだけれど、どうしたらいい?」というもの。
調べてみると、 zoomの公式の回答だけでは解決できない場合があったので、私の行った対策を記事にまとめました。
Zoomでバーチャル背景が使えない原因
バーチャル背景というのは、Zoomで自分の部屋や背景を見せたくない!という場合にカメラ上で仮想背景を作って隠せる、便利な機能です。
通常は、設定→バーチャル背景をオンにしてデスクトップアプリより背景の画像を選べば 使えます。(自分で好きな画像をアップロードすることもできます!)
しかし、人によってはバーチャル背景が使えない場合も。
実はZoomのバーチャル背景を使用するには、以下の前提条件があります。
PCバージョン3.5.53922.0613 またはそれ以降向けのZoomデスクトップクライアント
Macバージョン 3.5. 53922.0613 またはそれ以降向けのZoomデスクトップクライアント
Linuxバージョン 2.0.91373.0502またはそれ以降向けのZoomデスクトップクライアント
デュアルコア2Ghz以上(i5/i7またはAMD相当)プロセッサ
Zoomヘルプセンター
上の3つはおそらくZoomのデスクトップクライアント (ダウンロードしたアプリ)のバージョンなので、最新版にアップデートしていれば問題なさそうです。
最新版へのアップデートは、Zoomデスクトップクライアント→プロフィールアイコン→アップデートを確認より確認できます。
そして、問題になるのが前提条件の1番下です。
デュアルコア2Ghz以上(i5/i7またはAMD相当)プロセッサですが、この文章がよく分からない!という方も多いですよね。
確認ポイントは3つです。
- デュアルコア
- 2Ghz以上
- i5/i7またはAMD相当
上記の3点を確認しましょう。
プロセッサというのは、別名CPUで、パソコンの頭脳とも言われるパーツです。パソコンがどれだけ頭がいいかによって、バーチャル背景が使えるか変わってくるのですね。
多くの人のバーチャル背景が使えない原因は、パソコンのスペックが上記を満たしていないことが考えられます。
パソコンのプロセッサの確認方法
それでは、さきほどの3点のパソコンスペックはどのように確認するのでしょうか。
まず1番簡単なのは、インターネットで検索する方法です。これは、パソコンの型番がわかれば検索できます。
型番は購入時の取扱説明書のほか、パソコンの裏など本体にも記載されていることが多いですよ。
「メーカー名 型番名」で検索すると、よほど古いパソコンではない限りヒットすると思います。メーカー公式サイトでは最新のパソコン以外は見つけづらい場合が多いので、家電量販店などの通販サイトにもスペックは載っています。
- 2Ghz以上‥動作周波数
- i5/i7またはAMD相当‥CPU
として記載されていることが多く判別しやすいのですが、デュアルコアの部分は載っていないこともあり判別しづらいです。
デュアルコアのコアというのは、演算処理回路のことです。デュアルは2を表すので、デュアルコアは2つのコアを持つという意味です。
4つのコアはクアッドコア、8つのコアはオクタコアです。2つ以上の複数のコアを持つことをマルチコアとも呼びます。
コア数はCPUによってだいたい決まっているので、「i5/i7またはAMD相当」という部分が基準を満たしていれば大丈夫の場合も多いですが、確認したい場合はパソコンから確認できます。
(Windowsの場合)スタート→Windows管理ツール→システム情報→プロセッサ
バーチャル背景が使えるか確認する方法
実際にZoomでバーチャル背景が使えるか、ミーティングが始まる前にチェックしておきましょう。
Zoomのデスクトップクライアントを開きます。
設定→バーチャル背景を開くと、私が把握している限りでは3つのパターンに分かれます。
- 自分のWebカメラ画面が映り、バーチャル背景を選ぶと正常に表示される
- 自分のWebカメラ画面が映り、バーチャル背景を選ぶと「コンピュータが要件を満たしていません」と表示される
- 自分のWebカメラ画面が映らず、「プロセッサーがバーチャル背景に対する弊社の推奨仕様を満たしていません」と表示される
1.の場合は問題なくバーチャル背景を設定して使えます。
2.や3.の場合はこのままではバーチャル背景が使えないので、いくつか手順が必要です。
パソコンが要件を満たしていなくても、Zoomのバーチャル背景を使う方法
上記2.や3.のメッセージが出る場合は、Zoomがバーチャル背景を使う前提条件として提示している要件を満たしていない場合も、満たしている場合もあります。
どちらも対策しだいではバーチャル背景が使用できる場合があるのでご紹介します。
「コンピュータが要件を満たしていません」と表示される場合
「コンピュータが要件を満たしていません」と表示される場合の対応は、「グリーンスクリーンがあります」にチェックを入れることです。
チェックを入れるだけで、バーチャル背景が一応使えるようになります。
バーチャル背景というのは人物と背景の境界線を判別して切り取ることが必要なので、パソコンのスペックが低いと対応ができないです。
しかし、背景が緑一色だと人物との境界線がハッキリして、パソコンのスペックが満たなくてもバーチャル背景が使えるということです。
ちなみに私はこの場合、緑の背景にしなくても一応バーチャル背景が使えました。でも体の一部が背景に侵食されたり、キレイに使えないことも多かったです。
「コンピュータが要件を満たしていません」と表示されてもキレイにバーチャル背景が使いたい場合、グリーンの背景用グッズを用意すると良さそうです。
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「プロセッサーがバーチャル背景に対する弊社の推奨仕様を満たしていません」と表示される場合
「プロセッサーがバーチャル背景に対する弊社の推奨仕様を満たしていません」と表示される場合の対応は、snap cameraというアプリを使用することです。
スナップカメラは、スマホアプリのスナップチャットを作っている会社が作っているアプリで、パソコンでも使えます。
こちらはパソコンのWebカメラの映像をリアルタイムで加工できるアプリで、お化粧をしている画像にも加工できたりする便利アプリ。
Zoomのバーチャル背景と同じように背景も加工できるのですが、スナップカメラの方がパソコンに求める要件が低いようで、使える場合が多いです。
デメリットとしてはパソコンにスナップカメラをインストールしなければならない事ですが、一度インストールしてしまえば面白い加工がいろいろ使えます。
スナップカメラをインストールした後は、Zoomのデスクトップクライアントの設定→ビデオからスナップカメラを選べば、スナップカメラで設定した背景に変わります。
ちなみに、Zoomのお問い合わせは迅速な返信が期待できない
以上、Zoomのバーチャル背景を使う方法についてお伝えいたしました。
ちなみにZoomのお問い合わせにもメールでバーチャル背景のことを問い合わせてみたのですが、なかなかお返事は返ってきません。
しかも英語なので、まずそ言葉の障壁があります(笑)Zoomで不具合があった場合は現状、ホームページのヘルプセンターで確認するか、ネット検索で解決するのが早そうですね。
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