こんにちは、管理栄養士のgyaoです。
「もやしって、栄養あるの?」
誰しも思ったことがある疑問ではないでしょうか。
イメージ的には、水分が多くて栄養が少ないと思っている方が多いのではないでしょうか。
果たしてそれは本当なのか、もやしを他の野菜と比べてみました。
ちなみに私はこの記事を、一風堂のラーメンを食べながら思いつきました。
もやしの基本情報
もやしのスペックについてまとめます。
もやしといえば、こんな特徴を持っています。
- 安い
- 足が早い
- 緑豆もやしと大豆もやしがある
1. もやしって安いですよね。
私は節約したい時、真っ先にもやしを買うことを思いつきます。
お値段を他の野菜と比べてみると‥
やっぱり、もやしは安いですね。キャベツも安いですが。他の野菜では1食分で100円近くするものもあるのに比べ、もやしは10数円しかかかりません。
2. もやしは、すぐに悪くなってしまいます。
賞味期限は書いていませんが、だいたい2日目くらいから水っぽくなってきて、3日目になったら「やばい‥早く使わなきゃ」と思わせる見た目になってきます。
私は冷蔵庫のチルド室に入れて保管するようにしています。
野菜室やふつうの冷蔵室より長持ちするんですが、チルド室に入れてるといちいち開けないといけないので忘れちゃうんですよね‥。
3. 私の知っているもやしの種類は、緑豆もやしと大豆もやしです。
それ以外に、ブラックマッペという細めの種類もあるようです。
ブラックマッペの材料は黒豆で、ようは豆の種類によって種類が変わるということですね。
私は大豆もやしが好きです。理由は豆の部分がしっかりしてて食感がいい気がするから。
1番多いのは緑豆もやしで、国内の9割を占めるそうです。好きなもやしはお好みによって分かれそうですね。
参考:もやし生産協会
もやしの栄養
さて、もやしの栄養を調べてみました。
比較するために、一般的な野菜と比べてみました!
1食あたりの使用量ごとに比較してみました。
もやしなら1/2袋(100g)、キャベツなら1/8個、ねぎなら1本という具合です。
エネルギー(カロリー)
もやしのカロリーは、他の野菜と比べて低めです。
もやしの中では、緑豆もやしとブラックマッペが特にカロリーが低いです。
逆にキャベツやねぎ、じゃがいも(じゃがいもは芋類ですが)など甘みのある野菜はカロリーが比較的高めになっています。
水分
もやしは水分が多いから栄養が少ない、というイメージありませんか?
実はもやしの水分は、他の野菜に比べて特に多いわけではありません。
100gのもやしを食べると92~95gは水分となります。
糖質
もやしの大きな特徴といえるのが、糖質が少ない事。
他の野菜に比べて全体的に糖質が少なめになっています。
もやしとトマトのとカロリーは同じくらいですが、糖質はもやしの方が低めなので、糖質を控えている方にとってはもやしは食べやすい野菜ですね。
食物繊維
もやしには、特にすごく多いというわけではありませんが、食物繊維も他の野菜と同様入っています。
もやしの中では大豆もやしが食物繊維が多いので、おなかの調子を整えたい、便秘を解消したいという方には大豆もやしがオススメ。
もやしのビタミン
もやしにはビタミンも含まれているのでしょうか?
野菜といえば、ビタミンがしっかり摂れるイメージですよね。
もやしにもビタミンが期待できるのか調べてみました!
もやしには、他の野菜に比べて少ないビタミンがありました。
それはβカロテンとビタミンA。
βカロテンは体の中でビタミンAに変換されます。
この2つが、もやしにはほとんど入っていません。
ビタミンAは、皮膚や粘膜を正常に保ったり、目の健康を維持するのに必要なビタミンです。
もやしで節約メニューを作るときは、他の野菜も組み合わせてビタミンAを補ってくださいね。
(ごらんの通り、ビタミンAはにんじんにたくさん入っています!)
ただし、それ以外のビタミンに関しては他の野菜に比べて特に少ないものはありませんでした。
中でもビタミンKに関しては、大豆もやしにはたくさん含まれています。
ビタミンKは血が出た時に血液を固めたり、骨粗しょう症の予防にも役立ちます。
もやしって栄養あるの?の答え
「もやしって栄養あるの?」
そう聞かれたら私は
「もやしには栄養があります。」
と答えます。
低カロリーで低糖質であるにも関わらず、ビタミンA以外のビタミンもバランスよく含まれるためありがたい野菜です。
ただしもやしだけでは栄養バランスが偏ってしまうので、できれば複数の野菜を組み合わせて使うとバランスアップしますよ。
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